[記事公開日]2020.9.1

こういった疑問に、実体験を交えつつお答えしていきます。
この記事を書いている私は
- トリマー歴11年目
- 東京、大阪の計5軒以上のトリミングサロンに勤務経験あり
- 都内トリミングサロンにてチーフ経験あり
- 現在は都内の地区内で最も高額のトリミングサロン勤務7年目
- 雑誌掲載経験多数
もくじ
トリマーの年収ってどのくらい?
1年目から3年目
約1,700,000円 (時給制850円)
【生活状況】週休2日、大阪、シェアハウス住まい
4年目から5年目
約1,800,000円 (固定給150,000円)
【生活状況】週休2日、東京、実家暮らし
6年目から7年目
約2,040,000円(固定給170,000円)
【生活状況】週休2日、東京、結婚して夫の社宅暮らし
8年目から9年目
約2,210,000円(固定給180,000円7ヵ月間、190,000円5ヵ月間)
【生活状況】週休2日、東京、既婚社宅暮らし
10年目から11年目
約2,760,000円(固定給230,000円)
【生活状況】週休2日、東京、既婚社宅暮らし
上記は総支給額からのざっくり計算です。ここから、年金、健康保険料、住民税は自分で払っているので毎月約4万マイナス。
つまり年間48万円を上記の金額それぞれから引いたものが私の手取りです。
カッコ内に書いたように、私は一人暮らしをしながらトリマー業をしていたことはないし、今まで一緒に働いたトリマー(5軒以上のトリミングサロン勤務経験あり)で一人暮らしをしている人はほとんどいませんでした。厳しい現実ですね。
トリマーが抱える問題
年収は低いし、社会保険等が完備されていないサロンが比較的多いのでトリマーだけで稼いでいくのはけっこう厳しいです。
都内の高級施設に入っているトリミングサロンや大手チェーンのサロンは、初任給230,000円といったところもあるようなので、そういったところを狙うのは選択肢のひとつではあります。
ですが、かなりハードな仕事内容が待っているはずです。
トリマーが抱える低収入による問題
- 年金が払えない
- 家賃の高いところに住めない
- 実家暮らしを続ける(ひとり暮らしができない、しない)
- 旅行にあまり行けない(行かない)
- 結婚して退職する人が多い
私のまわりのトリマーでは、年金控除申請をしている人も何人かいました。特に東京の家賃だと安くても7万円以上。
生活費をどんなに切り詰めても初任給150,000円程度では暮らしていけないでしょう。
では、トリマーでも稼ぐ方法はないのか?トリマーの知識や技術を生かした稼ぎ方は以下の通りです。
トリマーが稼ぐ方法
- 独立をする
- noteなどで情報発信をする(有料化)
- セミナーをする
- 副業をする
自宅を改造して開店する人はよくいます。
自分自身に顧客が付くのでやりがいがあるのと、利益を全て得ることができるので、独立・開業は言うまでもなくトリマーとして稼ぐひとつの選択肢でしょう。
その際、初期投資の負担と経営を学ぶことは必須です。
現在知名度も上がり、利用者が増えているnoteを使って、知識や経験を有料記事として販売したり、セミナーをするのもひとつの稼ぐ方法です。
トリマー向けセミナーは2~3時間で1万円以上のものがざらにあります。
それでも人気の講師(トリマー)によるセミナーは予約開始数時間ほどで満席になっている現状です。
副業に関しても上記と同様、それなりの知識をもってすれば可能ではありますがそこは個人の努力次第といえるでしょう。