トリマー

トリマーの仕事内容とは。1日のスケジュールや大変なこと【実体験】

2020年8月28日

トリマーの1日の仕事ってどんな感じ?一日何頭トリミングするんだろう?咬まれたり、大変なことはない?

こういった疑問に、トリマー歴11年目のわたしが実体験をもとに解説します。ちなみに大阪と東京4軒以上のトリミングサロンに勤務経験あり。現在は、都内某トリミングサロンに勤務。地区内で最も高値の施術料、雑誌掲載経験多数のサロンです。

 

トリマーの1日

営業時間はお店にもよります。生体販売をしているか、ホテルをしているか、チェーン店の大型店舗などによって様々です。

わたしがこれまで働いていたサロンでの平均的なスケジュールは以下の通り。

9:00 始業

9:30 1頭トリミング

12:30 お迎え接客

30分休憩(5分もしくは取れないこともある)

13:00 2頭目トリミング

16:00 お迎え接客

16:15~ 3頭目トリミング

18:30 お迎え接客

片付け

19:00 終業

基本的には人の美容師さんと似た感じです。お客さん中心なので、休憩はとれない時もあれば暇なときはやることがない場合もあります。

平均して1日3頭~4頭カットするのですが、スタッフが何人かいればシャンプーやカットなど分業して3人で15頭くらい施術することもあります。繁忙期の12月は1人1日4頭は普通です。お店の形態にもよりますがベイザー(シャンプーや爪切りをするスタッフ)とスタイリスト(カットをするスタッフ)がそれぞれ分業することで頭数をこなすことができます。

 

トリマーをやっていて大変なことは?

わんこをきれいにする仕事ですが、決して仕事内容は綺麗じゃないです。主に大変なことは以下の通り。

  • 立ちっぱなしの時間が多いので腰を痛めたり体に負担がでやすい
  • 腱鞘炎になることがある
  • 洋服が毛まみれになる。まつ毛や髪の毛の間にも入りこむことがある
  • ノミやダニに遭遇する
  • 予約が入っているため急に休めない
  • 毛玉だらけのワンちゃんのトリミングをしなければいけない

私の周りにいるトリマーさんのほとんどが、腱鞘炎や腰痛持ちです。体力勝負な仕事なのでメンテナンスは必須。

OLさんみたいにランチに行ったり、おしゃれして仕事できないのが悲しいところです。職場にはコロコロ必須。

服だけじゃなくまつ毛や、時には下着の中にもわんこの毛が…!

ノミやダニを見つけたら他のわんこにうつらないようにしなければいけないし、毛玉だらけのわんこのトリミングはケガのリスクもあるので慎重さを要して大変です。

咬むわんこが来るときもありますが、咬むのには理由があります。大体の場合は怖くて狂暴化してしまうのです。そんな子にはゆっくり時間をかけてトリミングやトリマーに慣れてもらう必要があります。そして、うまくコミュニケ―ションがとれるようになれば咬まれることはほとんどなくなります。トリマーの技術次第です。

 

トリマーの仕事まとめ

大変なこともあるけれど、犬が好きな人にはこれ以上ないくらい犬のことを知れて触れ合える仕事です。

好きだけじゃ続けられないけど、好きじゃないと続けられない仕事です。

綺麗にするだけの仕事ではないので、続けるごとに難しさと同時にやりがいも得られるはずです。

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