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Amazonプライムオリジナル映画『ゲット・デュークト!』感想、考察。ネタバレなし。ばかばかしいけどニヤッとしちゃう青春コメディ。

2020年10月21日

〔2020.10.21投稿〕
しょうもないくだらなさ満載!短絡的でマンガみたいな展開のコメディだけど笑っちゃう。
ダメな少年たちがどんどんたくましくなっていくのが微笑ましくて、最終的にはニヤッとしてしまう映画でした。
パン泥棒って発想はいったいどこから…。(笑)
評価75点

『ゲット・デュークト!』作品情報

監督:ニニアン・ドフ

キャスト:
ルイス・グリッベン(ダンカン)
リアン・ゴードン(ディーン)
Viraj junJa(ルートビート)
サミュエル・ボトムリー(イアン)
エディ・イザード(公爵)
ケイト・ディッキー(女警官)
ジェームズ・コスモ(農夫)
ケビン・ガスリー(男警官)

Amazonプライムオリジナル2019年製作のイギリス映画です。
原題は『ボーイズンザウッド』で、『ボーイズンザフッド』(1991)の監督であるジョン・シングルトンの2019年51歳での突然の死を悼んでつけられていました。

脇を固めるキャストはキャリアを積んだ俳優たちが揃っています。
公爵役のエディ・イザードはイギリスの名コメディアンで、映画『ベルベット・ゴールドマイン』(1998)や『オーシャンズ12』、『オーシャンズ13』などに出演している俳優です。
農夫役のジェームズ・コスモは「ゲームオブスローンズ」シリーズや、『トレインスポッティング2』に出演しているスコットランド出身の俳優です。

『ゲット・デュークト!』感想、考察。

問題児3人組と真面目な少年が大自然のハイランドで山越えのミッション「デューク・オブ・エディンバラ・アワード」に挑戦する。その行く手を阻むのはシリアルキラーの公爵だった?!

基本的にバカばっかりやってる悪ガキたちの大冒険といった感じでとてつもなくゆるい空気。

ひたすらぶっ飛んでたり、まったくイカさない自作ラップで盛り上がったり、とにかくやりたい放題です。

このダメダメくんたち+巻き込まれた真面目くんは一体どうなっちゃうの、と思っていたら現われたシリアルキラーの公爵夫婦とのサバイバルに発展

ここからは意外と真面目モードもありメッセージ性が感じられました。
思春期の少年の主張と、大人たちの傲慢さの衝突といった感じで、すかっとするシーンが盛り込まれています。

まぁ、なんでもあり感は否めないけれど…。そんなはちゃめちゃなトーンもだんだんと気持ちよくなってきて、ラストはなかなかカッコいい!

ヒップホップがメインで使われているのと、登場人物のひとりに自称ヒップホップ歌手(だいぶ自己流)がいることもあり、全体的にノリがすごく良いです。

そのノリのよさとハイランドの大自然の美しさが独特の世界観をつくっていて、個性豊かすぎる4人組をだんだんと応援したくなってくるのが不思議…。

あとこういう田舎で巻き起こる冒険ものにつきものなのが、普段は地味な仕事をしているけど実は静かに活躍を望んでいる警官たち

かなりポンコツなキャラクターでしたがやっぱり憎めない。
良い大人と悪い大人の対比としても良いバランスだし、母親的ポジションをもっていったのもすごく収まりが良かったように感じました。

87分と短いのもあって、深く考えずラフに観れるコメディとしておすすめです。
Amazonプライム限定なので、会員の人はぜひ。

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