東京映画館さんぽ～ユジク阿佐ヶ谷～【映画紹介①】

行ったことのない映画館ってどんな感じか気になりますよね。主に東京の映画館を紹介していきます。153㎝女性の目線で映画館をレポしていきます。今回は残念ながら2020年8月29日に閉館が決まっている、『ユジク阿佐ヶ谷』です。

グザヴィエドラン 監督特集をやっていたときに初めて訪れてからすっかりファンになったミニシアター。
話題の新作を数ヶ月後に上映してくれるので見逃した作品を観に行くことも多かったのですが、何といっても上映作品のチョイスが抜群！
特集企画も、ニッチなものから名作系まで幅広く、根強いファンが多いシアターです。

待合室の壁は一面黒板になっていて、定期的にアーティストによるチョークアートが描かれており、上映作品によってガラリと変わる空間が楽しいです。

また、劇場スタッフによる手書きの映画紹介ボードがとても可愛くこのボードが楽しみで訪れる人も多いです。

個人的にはここでたくさんの映画を観たので、とても思い出深い映画館です。

ウォン・カーウァイ特集のときは、『花様年華』に魅了されてロビーに展示してあったパンフレットをじっくり読ませてもらったり、

『ロシュフォールの恋人』たちをスクリーンで観る素晴らしさを感じたり、

４時間越えの『ク―リンチェ少年殺人事件』を観てお尻を痛めたのもここでした。

新型コロナウイルスの影響で休館となりましたが、心から営業再開を祈っています。