韓国映画

『新感染半島 ファイナル・ステージ』感想、評価。ネタバレあり。カーアクションは爽快だけど前作には及ばず。

2021年1月14日

映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』を観てきました。
今回はカーアクションが爽快で見応えバツグンでした。正直なところ前作の方が面白かった…。
感想内容が割と批判的なので好きな人はごめんなさい。

評価60点

『新感染半島 ファイナル・ステージ』作品情報

監督:ヨン・サンホ

キャスト:カン・ドンウォン、イ・ジョンヒョン、クォン・ヘヒョ、キム・ミンジュ、ク・ギョファン、キム・ドユン、イ・レ、イ・イェウォン

『新感染半島 ファイナル・ステージ』予告編

『新感染半島 ファイナル・ステージ』あらすじ。

韓国で大ヒットを記録し、日本でも話題を呼んだゾンビパニックアクション「新感染 ファイナル・エクスプレス」の4年後を描く続編。「MASTER マスター」「ゴールデンスランバー」などで知られる人気俳優カン・ドンウォンを主演に、前作から引き続きヨン・サンホ監督がメガホンをとった。人間を凶暴化させる謎のウイルスが半島を襲ってから4年後。香港に逃げ延びていた元軍人のジョンソクが、ある任務遂行のために半島に戻ってきた。その任務とは、限られた時間内に大金が積まれたトラックをチームで回収し、半島を脱出することだった。トラックを回収し、任務は順調かに思われたが、民兵集団によりジュンソクたちはトラックを奪われてしまう。そんなジュンソクを窮地から救ったのはミンジョン母娘だった。(映画.COMより引用)

『新感染半島 ファイナル・ステージ』感想、評価。前作との比較。【ネタバレあり】

※今作と前作のネタバレをしています。

 

この映画の一番の見どころはなんといっても少女チョルミンによる迫力のカーアクションだと思います。
『ワイルドスピード・ゾンビミッション』と言わんばかりのスピード感は爽快で、少女が平然とした表情で運転しているというのがまたイイ。

後部座席のカン・ドンウォンのリアクションも含めて楽しいシーンですね。

そして、幼い妹のジュニがラジコンカーでゾンビを扇動するのもゲーム感覚の戦い方で良い味を出していました。

今時なゾンビ対抗術というのが、昨年のNetflix配信された韓国映画『#生きている』でも描かれていましたが、まだアイデアはあるのだなとワクワクした前半。

ただ、姉妹をメインにもっと描いても良かったんじゃないかってぐらいほかのキャラクターが薄かった…。

まず敵となるキャラクターが惜しかった。ファン軍曹に関しては横暴さを示すならもっと残酷描写があっても良いし、ソ大尉は最後死に際は良かったけど結局ちょっとやばい奴があっさり死んだというだけに見えてしまいました。

ソ大尉はファン軍曹より組織上偉い立場なはずだからもっとサイコパス感をだしてほしかったです。

主人公のカン・ドンウォンはアクション(とビジュアル)がめちゃくちゃかっこよくて最高でしたが、無口なだけにあんまりキャラクターが伝わってこない。
主人公の変化、というのがひとつ物語の軸だったはずが彼の葛藤があまり伝わってこないので、大きな感動はなく収まってしまった印象です。(ビジュアルは100点満点だったけど)

そして母親が自己犠牲を払おうとするシーンからの救出劇がもう定番すぎるというか…。

前作はまさかの主人公の死という衝撃的な展開が涙を誘いましたが、今作はキャラクターの薄さからくるドラマ部分の弱さと意外性のなさが残念だったように思います。
一番うるっときたのは冒頭でお姉さんを亡くしたところでしょうか。

最後おじいさんが無線でジェームズを呼んで助かるのかと思ってた。そんなわけないか。

にしても姉妹ふたりのその後をドラマシリーズで、みたいなのは観てみたいです。

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